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増加傾向にある秋冬の花粉症 投薬とレーザーで早期治療を |
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なかの耳鼻咽喉科アレルギー科クリニック院長
中野幸治氏
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春の不快症状の代名詞とも言える花粉症ですが、秋から冬にかけてもイネやヨモギ、ブタクサなどの花粉で発症する人が急増しているそう。効果的な治療法として注目されるレーザー治療について聞きました。 |
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花粉症は、春だけと思っている人が多いと思いますが、最近は秋から冬にかけて発症する人も増えています。スギ花粉に反応する人もいますが、この時季に多いのはイネのほか、ヨモギ、ブタクサなどの雑草系の花粉による発症です。今や花粉症は季節性の症状ではなく、通年性になっていると言えそうです。また、発症年齢も若年化し、日本の全国民の約3割が何らかの花粉症を患っているといわれています。 |
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抗アレルギー剤の投薬が中心ですが、「薬が効かない」「副作用が気になる」「妊娠・授乳中」といった人には、レーザー治療が有効です。鼻水、くしゃみなどが止まり、特に鼻づまりの治療では、症状改善が9割以上という報告も出ています。花粉症だけでなく、通年性の鼻炎にも効果があるようです。また電磁波の種類(CO2レーザー、アルゴンガスレーザー、ラジオ波)によっては、治療後、いびきが改善するという事例も増えています。 |
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照射時間は片方で約5分。麻酔をするので痛みや出血はほとんどありません。副作用も少ないので、怖がらなければ小学校低学年の子どもでも可能です。抗アレルギー剤や点鼻薬、噴霧薬などの投薬と、それぞれの症状に合わせたレーザーを組み合わせることで、より効果的な治療が期待できます。 |
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