くまにち メディカルインタビュー
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婦人科編

2012/6/29掲載
 
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安易な自己判断で悪化することも 性器のトラブルは早めの受診が大切
 
聖アンナレディスクリニック院長
平井伸幸氏
気温や湿度が高くなるこの時季、性器の不快な症状が気になる人も多いのではないでしょうか? 夏場に多い女性の性器の疾患などについて聞きました。

 ■夏場は性器のトラブルに悩む女性が増えると聞きます。
 ジメジメした季節は特に、おりものの量やにおいを気にしたり、膀胱(ぼうこう)炎などのトラブルに悩む人が増えるようです。女性は体の構造上、菌が体内に入りやすく、最近はカンジタ、クラミジア、トリコモナス、淋菌などによる感染症も増加しています。いろいろな種類の市販薬も販売されていますが、安易な自己判断で漫然と使用を続け、かえって症状が悪化するケースも少なくありません。早めに受診して適切な治療を受けることが大切です。

 ■婦人科というと、なかなか一歩を踏み出しにくいものですが…。
 羞恥(しゅうち)心から受診をためらう女性も多いと思いますが、診断がつけば膣(ちつ)炎や膀胱炎などのトラブルはお薬で比較的簡単に治療できます。また、小さなトラブルの相談をきっかけに子宮頸がんや卵巣がんなど、大きな病気の発見につながるケースもあります。少しでも気になる症状があれば、早めに専門医に相談しましょう。

 ■熊本市在住の偶数年齢の女性は、子宮頸がん検診を定額で受けられるそうですね。
 はい。職場などで検診を受ける機会のない20歳以上の偶数年齢の女性は、指定の医療機関で1200円で検診が受けられます。また、今年度内に20・25・30・35・40歳になる女性には、子宮頸がん検診の無料クーポンも配布されています。自分の体を守るという意識を高め、ぜひ検診を受けていただきたいですね。



 
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