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美容外科編

2012/6/15掲載
 
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ワキガ・多汗症を切らずに治療 最新の「マイクロウェーブ療法」
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
ジメジメと蒸し暑い梅雨の時季は、ワキから出る汗やニオイが特に気になります。自己流ではなかなかケアしきれない「ワキガ」「多汗症」に、電磁波を使った新しい治療法が登場したそうです。詳しく聞きました。

 ■メスを使わない、最新の治療法があると聞きました。
 ワキガや多汗症の原因は、脇の皮下組織にあるアポクリン腺やエクリン腺から出る分泌液です。この分泌液に含まれるタンパク質や脂質が、皮膚常在菌により分解される際に、あの独特の嫌な臭いがします。最新の治療法である「マイクロウェーブ療法」では、マイクロウェーブと呼ばれる電磁波を皮膚の表面に照射することで、これらの汗腺を熱で破壊し、発汗作用を抑えます。

 ■手術をせずに済みますね。
 この「マイクロウェーブ療法」であれば、皮膚を切らずに済むので、患者さんの負担が少なく、傷跡も残りません。施術時間も片脇20分程度と短い上に、ダウンタイムもないので、治療後すぐに日常生活に戻れます。これまで仕事や家事が忙しく、なかなか手術の時間がとれなかったという方に適していると言えます。また、1〜2回の施術で効果を実感できるので、何度も通院する必要もありません。カウンセリングの際に、不安な点や分からないことは、医師にご相談ください。

 ■その他の治療法は?
 重症のワキガには、「ローラークランプ法」を行います。脇のシワに沿って吸引管(カニューレ)を挿入し、ローラーで皮膚を押さえながら汗腺を除去する方法です。根本から治療でき、脱毛効果も期待できます。一時的に汗を抑えたい方には、汗腺の働きを弱める薬液を注入する「ボトックス法」もあり、こちらは5〜10分程度で済みます。



 
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