くまにち メディカルインタビュー
   HOME > 美容整形 インタビュー一覧> 美容整形 最前線
 
美容外科編

2012/4/6掲載
 
MENU
美容整形
美容皮膚
ダイエット
内科
心療内科
歯科
皮膚科
婦人科
肛門科
がん治療科
小児科
眼科
整形外科
耳鼻咽喉科
神経内科
泌尿器科
放射線科
循環器内科
医療福祉
消化器外科
形成外科
味覚障害
免疫治療
血管外科
精神科
他人の目が気になる「ワキガ」「多汗症」「黄ばみ」 いやなニオイを根本から治療して、悩みも解消
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
いよいよ春本番。外を少し出歩いただけでも、すぐに汗ばむ季節になりました。本人は気付かなくても、思っている以上に周囲の人は“他人のニオイ”に敏感です。ニオイや汗染みのケアは万全ですか?

 ■春先は、ワキガや多汗症に関する相談が増えるそうですね。
 暖かくなるにつれ、脇の下に大量に汗をかき、ニオイが気になり始めるようです。また、入学や就職などを機に新しい環境に入ることで、他人のニオイにますます敏感になり、「自分もワキガでは」と不安になって訪れる方も多いです。

 ■ワキガ、多汗症、黄ばみの原因を教えて下さい。
 脇にはエクリン腺やアポクリン腺といった汗腺が多数存在します。これらの汗腺からの汗自体は無臭ですが、アポクリン腺からの汗に含まれるタンパク質や脂質が分解される際に、あの独特のニオイが発生します。多汗症は、汗腺からの分泌量が多いことが原因です。

 ■具体的な治療法は?
 その方のニオイや汗の量がどの程度なのかをカウンセリングし、症状に合わせた治療を行うことが大切です。根本的な治療法には、「ローラークランプ法」があります。脇のシワに沿ってカニューレという細い管を挿入し、ローラーで皮膚を押さえながら汗腺を除去します。挿入の際には傷跡保護器具を使用するので、傷跡も小さくて済みます。手術時間も30分程度で、入院の必要もありません。

 ■手術は不安…という方には?
 脇にボトックスという薬液を注入し、汗腺の働きを抑制する方法があります。持続期間は半年〜1年程度で、治療は約10分で終了します。一時的に汗を抑えたい場合などに適しているでしょう。



 
無断転載は禁じます。
掲載の記事、写真等の著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun
  (c) 熊本日日新聞社 〒860-8506 熊本市中央区世安1-5-1
くまにち.com トップページへ