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美容外科編

2012/3/16掲載
 
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「ワキガ」「多汗症」「黄ばみ」の悩みを解消 汗腺の働きを抑えて症状を改善
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
近年、清潔志向が強まり、以前にも増して“無臭"であることが好まれるようになりました。そのため、「ワキガ」「多汗症」「黄ばみ」を本格的に治療したいと思う方が増えているようです。具体的な治療法を聞きました。

 ■自分の体臭を気にして、来院する方が増えているそうですね。
 どんなに清潔にしていても、やはり「ワキガ」の独特のニオイは気になるようです。また、特に体臭が強いというわけではなくても、自分のニオイに敏感になり、相談に来られる患者さんも多いです。

 ■ワキガや多汗症、黄ばみの原因は何ですか?
 ニオイや黄ばみの原因は、汗です。人間の脇には、アポクリン腺やエクリン腺といった汗腺が多数存在します。アポクリン腺から出る汗には、タンパク質や脂質が含まれており、これらが黄ばみの原因となります。さらに、皮膚常在菌がタンパク質や脂質を分解する際に異臭が発生します。エクリン腺からは水分のみが分泌されるので、ニオイはそれほど気になりません。

 ■治療法を教えて下さい。
 根治する方法として、「ローラークランプ法」があります。カニューレという細い管を脇の付け根1カ所から挿入し、ローラーで皮膚を押さえながら、汗腺を吸引する方法です。挿入の際には傷跡保護器具を使用するので傷跡も小さく、徐々に目立たなくなります。また、手術時間も30分程度で済み、入院の必要もありません。

 ■手術をせずに治療する方法は?
 脇にボトックスを注入して、汗腺の働きを一時的に抑制する方法があります。効果の持続は半年から1年程度です。他にもさまざまな治療法がありますので、一人で悩まず、まずは気軽にご相談下さい。



 
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