くまにち メディカルインタビュー
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美容外科編

2012/3/2掲載
 
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1人で悩まず、まず相談を 暖かくなる前に「ワキガ」「多汗症」を治療
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
これから暖かくなるにつれて、気になるのが脇の“ニオイ"。お出かけや人と会う機会なども増え、心わき立つ季節なのに、ニオイや汗じみを気にしているのはもったいないですよね。治療法について専門医に聞きました。

 ■春になる前に、ワキガや多汗症の治療をする人が多いそうですね。
 コートを脱ぎ軽装になると、冬の間は気にならなかった汗のニオイや、脇の下にできる汗じみが気になってきます。また、進学や就職など新しい環境に入ることで、自分のニオイに敏感になったというケースもあります。

 ■原因を教えて下さい。
 人間の脇には、アポクリン腺やエクリン腺といった汗腺が多数存在します。アポクリン腺から分泌される汗にはタンパク質や脂質が含まれており、皮膚常在菌がこれらを化学分解する際に、異臭が発生します。一方、エクリン腺からは水分のみが分泌されるので、ニオイはそれほど気になりません。

 ■代表的な治療法は?
 根治する方法として、これら汗腺自体を取り除く「ローラークランプ法」があります。脇のシワに沿ってカニューレという管を挿入し、ローラーで皮膚を押さえながら汗腺を除去します。汗腺は毛根組織と同じ層にあり、汗腺とともに毛根も取り除くことで、脱毛効果も期待できます。傷跡保護器具を使いながら施術を行うため、術後数週間で傷口はほとんど目立たなくなります。手術時間は30分程度、入院の必要はありません。

 ■手術は不安…という場合には、どのような治療法がありますか?
 脇にボトックスを注入して、汗腺の働きを抑制する方法があります。治療は約10分で終了しますが、効果の持続は半年〜1年程度です。



 
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