くまにち メディカルインタビュー
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歯科編

2011/7/22掲載
 
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最小限のインプラントで入れ歯を安定 身体的・経済的負担も軽減できます
 
サン・ホワイトデンタルケアクリニック 歯科医師
田中 雄大氏
第三の“歯”と言われるインプラント。自分の歯のような噛(か)み心地や使用感を得られるだけでなく、審美的にも優れているという特長があります。最近では治療法も進化しているとか。詳しく話を聞きました。

 ■失った歯を補う治療として、インプラント治療がずいぶん一般的になりましたね。
 最近は手術の時間も15〜20分程度に短縮され、一般的な歯科治療と所要時間があまり変わらなくなりました。歯科用三次元CTやコンピューターガイドシステムなどにより、埋め込む位置や方向がより正確にリアルタイムでわかるようになったことが大きな要因です。おかげで、時間短縮だけでなく、出血や痛み、腫れなども軽減されるようになりました。麻酔を使用するので、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。

 ■インプラントは、失った歯すべてに埋め込む必要がありますか?
 以前は失った歯すべてにインプラントを埋め込むことが多かったのですが、多くの歯を失った人の場合、身体的・経済的な負担も大きくなります。最近は最小限のインプラントの本数で多くの入れ歯を支える方法が一般的になってきました。そのひとつが、「アタッチメントデンチャー」です。これは、下の歯は2本、上の歯は4本のインプラントを使い、安定した状態で入れ歯を支えることができる技術です。支える方法には、マグネット(磁石)タイプ、ボールタイプ、バータイプの3種類があります。

 ■どのような特長がありますか?
 最小限のインプラントの埋入本数で済むので、身体的・経済的コストが少ない上に、快適な咀嚼(そしゃく)機能が得られます。また、どのタイプも入れ歯の取り外しが自分で簡単にできるので、お手入れしやすく清潔に保てるという特長があります。通常の入れ歯のように外に出る金具がないので、見た目も自然で、装着感にも優れています。アタッチメントデンチャーは、残っている自分の歯根に装着することもできるので、残った歯根を有効に利用することができます。

 ■自分の残った歯はできるだけ大切にしたいですね。
 むやみにインプラントを入れればよいというのではなく、ご自分に残った歯はできるだけ守りながら治療を進めていくことが大切だと考えています。詳しくはお問い合わせください。



 
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