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美容外科編

2011/7/8掲載
 
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夏の代表的な悩み「ワキガ」「多汗症」「黄ばみ」 希望に応じた効果的な治療で悩みを解消
 
共立美容外科熊本 院長
田中 哲一郎氏
本格的な暑い夏がやってきますね。いくら制汗剤などで小まめにケアしても、止めどなく吹き出す汗とワキからのニオイに悩む人も多いのでは?ワキガ・多汗症・黄ばみの治療について聞きました。

 ■ワキからの汗やニオイが気になるのですが。
 暑い時、運動した時、緊張した時など、人はさまざまな場面で汗をかきます。これは交感神経が発汗するように、汗腺に指令を出しているためです。脇には特に汗腺が集中しているため、多量に汗をかき、多汗症やワキガ、黄ばみの原因となるのです。これらの症状を抑えるためには、汗腺の働きを抑制し、汗を止める必要があります。

 ■具体的には?
 「ローラークランプ法」という治療法があります。これは、汗腺自体を取り除いて症状を根治する方法です。治療法ですが、まずは脇の下のシワに沿って吸引管(カニューレ)を挿入し、ローラーで皮膚を押さえながら汗腺を除去していきます。器具を出し入れする際に摩擦が生じますが、カニューレは直径2〜3oと細い上に傷跡保護器具を使用して皮膚を守るので、傷跡はほとんど目立ちません。施術時間は30分程度。入院の必要はありません。

 ■どんな人でも治るのですか?
 ほとんどの場合はローラークランプ法で改善しますが、症状がひどい場合は「切開法」を用います。

 ■手術に抵抗があるのですが。
 手術が怖い、手術する時間がない、という方は「ボトックス法」がよいでしょう。注射器でボトックス(汗腺の働きを抑制する薬液)を注入する方法で、効果は半年〜1年ほど持続します。症状の程度の判断は自分では難しい部分もありますので、まずは専門医へご相談ください。



 
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