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美容外科編

2011/6/10掲載
 
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梅雨の季節から増え始める相談 ワキガや、手足も可能な多汗症の治療
 
共立美容外科熊本 院長
田中 哲一郎氏
真夏の暑い日はもちろん、ジメジメした梅雨の時季でも気になるのがワキからの汗やニオイ。今の時期から徐々に相談が増える「ワキガ」や「多汗症」の治療について、話を聞きました。

 ■この時季、ワキガや多汗症に関する相談が増えると聞きましたが。
 日差しが強くなった春先からこれから迎える梅雨の時季は特に、混んだバスや電車の車内、閉め切った屋内で湿気がこもり、ワキからの汗臭さが気になるという方からの相談が増えます。本格的に汗をかく夏になる前に、どうにかしたい方が多いようです。

 ■治療には、どのような方法がありますか?
 代表的な方法に“ローラークランプ法”があります。ワキガや多汗症の原因となる汗腺を取り除くことで、症状を根本から治します。方法としては、脇のシワに沿って吸引管(カニューレ)を挿入し、ローラーで皮膚を押さえながら汗腺を除去していきます。カニューレは直径2〜3oと細く、さらに傷跡保護器具を使用しながら施術するため、カニューレを出し入れする際の摩擦から皮膚を守り、傷跡もほとんど目立ちません。施術時間は約30分で、入院の必要はありません。

 ■ローラークランプ法以外に方法はありますか?
 症状が重度の場合は“切開法”を行います。また、「器具の挿入が不安…」「切るのは避けたい」「一時的に汗を抑えるだけでいい」といった場合は“ボトックス法”を用います。汗腺の働きを弱める薬液(ボトックス)を注射器で注入する方法で、注入して半年〜1年程度、汗が出にくくなります。症状や希望によって適する治療法は異なりますので、まずは専門医へお尋ねください。



 
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