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テニス以外の原因でも起きる「テニス肘」 悪化する前に早めの診断・治療を受けて |
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テニス愛好家に多いため、「テニス肘(ひじ)」と呼ばれる上腕骨外上顆炎。実は、テニスをしない人でも発症するそうです。 |
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正式には上腕骨外上顆炎と呼ばれ、物をつかんで持ち上げたり、タオルを絞る動作をすると、肘の外側から前腕部にかけて痛みが現れます。多くの場合、安静時に痛みはありません。 |
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中年以降のテニス愛好家に多いことから“テニス肘”と呼ばれていますが、必ずしもテニスをする人ばかりとは限りません。不慣れな動作やスポーツを長い間続けることで起きることも多いのです。原因は主に、手首を伸ばす働きをする“短橈(とう)側手根伸筋”の起始部側に生じると考えられています。男性より、女性が圧倒的に多いですね。 |
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痛みを誘発する簡単な検査を行うほか、最近は超音波検査で診断することもできます。 |
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まずは安静にすることが一番なので、痛みを引き起こす動作や作業を控えてもらうことになります。また、手首や指のストレッチを行い、湿布や外用薬なども併用して、痛みの軽減を図ります。テニス肘用のサポーターを装着することも可能です。痛みを短時間で抑えたい場合には、ステロイド剤の注射で炎症を抑えることもあります。ただしステロイド注射は、回数や間隔が制限されます。このような治療でも症状が改善されない場合は、まれに手術療法を行うこともあります。症状が現れたら、早めに専門医で診断・治療されることをおすすめします。 |
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