くまにち メディカルインタビュー
   HOME > 美容整形 インタビュー一覧> 美容整形 最前線
 
整形外科編

2011/5/20掲載
 
MENU
美容整形
美容皮膚
ダイエット
内科
心療内科
歯科
皮膚科
婦人科
肛門科
がん治療科
小児科
眼科
整形外科
耳鼻咽喉科
神経内科
泌尿器科
放射線科
循環器内科
医療福祉
消化器外科
形成外科
味覚障害
免疫治療
血管外科
精神科
テニス以外の原因でも起きる「テニス肘」 悪化する前に早めの診断・治療を受けて
 
にしだ整形外科 院長
西田 公明氏
テニス愛好家に多いため、「テニス肘(ひじ)」と呼ばれる上腕骨外上顆炎。実は、テニスをしない人でも発症するそうです。

 ■テニス肘とは?
 正式には上腕骨外上顆炎と呼ばれ、物をつかんで持ち上げたり、タオルを絞る動作をすると、肘の外側から前腕部にかけて痛みが現れます。多くの場合、安静時に痛みはありません。

 ■テニスが原因ですか?
 中年以降のテニス愛好家に多いことから“テニス肘”と呼ばれていますが、必ずしもテニスをする人ばかりとは限りません。不慣れな動作やスポーツを長い間続けることで起きることも多いのです。原因は主に、手首を伸ばす働きをする“短橈(とう)側手根伸筋”の起始部側に生じると考えられています。男性より、女性が圧倒的に多いですね。

 ■診断はどのようにして行われますか?
 痛みを誘発する簡単な検査を行うほか、最近は超音波検査で診断することもできます。

 ■治療法は?
 まずは安静にすることが一番なので、痛みを引き起こす動作や作業を控えてもらうことになります。また、手首や指のストレッチを行い、湿布や外用薬なども併用して、痛みの軽減を図ります。テニス肘用のサポーターを装着することも可能です。痛みを短時間で抑えたい場合には、ステロイド剤の注射で炎症を抑えることもあります。ただしステロイド注射は、回数や間隔が制限されます。このような治療でも症状が改善されない場合は、まれに手術療法を行うこともあります。症状が現れたら、早めに専門医で診断・治療されることをおすすめします。



 
無断転載は禁じます。
掲載の記事、写真等の著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun
  (c) 熊本日日新聞社 〒860-8506 熊本市中央区世安1-5-1
くまにち.com トップページへ