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自分に合った体外受精の方法とは 医師とよく相談し納得の治療を |
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ART女性クリニック院長
小山 伸夫氏
日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医。
日本内視鏡外科学会技術認定医。
日本臨床細胞学会細胞診専門医、指定医。 |
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晩婚化や子宮内膜症の増加など、さまざまな要因で不妊治療に取り組むカップルは少なくありません。体外受精の治療法について聞きました。 |
■体外受精の治療を希望する方は増えているのですか? |
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現在、日本では57人に1人が体外受精で生まれているとの報告があり、今後もさらに増加すると予想されています。 |
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大きく2種類あります。一つは従来から行われているロング法で、多くの卵を採卵するため排卵誘発剤を7日〜10日間、注射します。通常、10個ぐらい採れるので、その中から最良の発育した胚を選び1個、胚移植します。余った良好な胚は凍結保存して次の治療に用います。長所は妊娠率が最も高いとされていることで、短所は多くの排卵誘発剤を使用するため患者さんの肉体的負担が増すことです。もう一つは、ロング法の短所を改善するため最近、行われている低刺激法です。排卵誘発剤の注射は2〜3回と少なく、通常2〜5個を採卵。採卵数が少ないので余った胚を凍結できませんが、患者さんの負担を軽減できます。二つの治療法の説明を詳しく聞き、医師とよく相談されることが大事です。 |
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年齢が若い方は妊娠率が最も高いとされるロング法、年齢が比較的高い方は低刺激法を選ぶ傾向があります。また、年齢が高くなると卵巣予備能が低下し排卵誘発剤が効きにくくなるため、医師も低刺激法を勧めています。各治療法には長所と短所があり、それらをよく聞いて理解、納得のうえ自分に合った体外受精を選んでください。治療法について詳しく知りたい方は、不妊治療の専門医までお尋ねください。 |
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