くまにち メディカルインタビュー
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美容外科編

2011/4/8掲載
 
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人には言えない「ワキガ」や「多汗症」の悩み 目的や症状に適した治療で気分スッキリ
 
共立美容外科熊本 院長
田中 哲一郎氏
日差しも暖かくなって、脇汗が出てニオイが気になりはじめた…。シャツの脇部分の汗じみが目立つ…。本人はもちろん、周囲の人も気になるワキガ・多汗症。治療法について聞きました。

 ■春になると、治療する人が増えると聞きましたが。
 コートなどを脱いで軽装になると、皆さん脇の汗やニオイが気になるようです。無臭が好まれる昨今では、進学や入社など、新しい環境が本格的に始まる前に、また、暑くなる夏が来る前に治療したいという人もいらっしゃいますね。

 ■治療法を教えてください。
 根治する方法に、ワキガや多汗症の原因となる汗腺自体を取り除く“ローラークランプ法”があります。この施術では、脇のシワに沿ってカニューレという管を挿入し、ローラーで皮膚を押さえながら汗腺を除去します。カニューレは直径2〜3oと細く、カニューレを出し入れする際の摩擦から皮膚を守るため、傷跡保護器具を使用しながら施術するので、術跡もほとんど目立ちません。施術は約30分で終了します。重度の場合は切開法で治療を行います。その際は、術後の患部の厳重な圧迫と安静が必要となります。

 ■「手術は不安…」「切るのは避けたい」といった人でも、治療は可能ですか?
 注射器でボトックスという薬液を注入する方法があります。薬液には汗腺の働きを弱める作用があるので、注入して半年〜1年程度、汗が出にくくなります。一時的に汗を抑えたい場合に適した方法です。治療は約10分で終了します。目的や症状に適した方法での施術が行えるよう、一人で悩まず、まずは専門医へご相談ください。



 
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