くまにち メディカルインタビュー
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美容外科編

2011/3/11掲載
 
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気になる「ワキガ・多汗症・黄ばみ」 本格的に暑くなる前に早めの治療を
 
共立美容外科熊本 院長
田中 哲一郎氏
冬の間はさほど気にならなくても、春になって薄着になると自分も周囲も意識し出すのが“ワキからのニオイ"。ワキガや多汗症、黄ばみは本格的に暑くなる前に治しておきたいものです。

 ■ワキガや多汗症、黄ばみの治療について教えてください。
 まずはニオイや汗がどの程度なのかカウンセリングします。症状が重い方はもちろん、無臭が好まれる最近では、さほど臭わないのに「自分はワキガだ」と思いこんでいる方もいらっしゃいますので、その方の症状に合わせた治療が大切ですね。代表的な治療としては「ローラークランプ法」があります。これはワキガや多汗症、黄ばみの要因となる、アポクリン腺やエクリン腺といった汗腺を取り除く方法です。腕の付け根のシワに沿ってカニューレという細い管を挿入し、ローラーで皮膚を押さえながらワキ全体の汗腺を除去します。汗腺は毛根組織と同じ層にあるので、汗腺とともに毛根を取り除くことで、脱毛効果も期待できます。カニューレは直径2〜3oと細い上、傷跡保護器具を使いながら施術を行うので、術後数週間で傷口はほとんど目立たなくなります。手術時間は約30分。入院の必要はありません。

 ■切らない施術法はありますか?
 ボトックスを注入する方法なら、メスを使わずに汗腺の働きを弱めることができます。注射器でワキに薬液を注入するだけなので、施術は約10分で終了し、当日のシャワーや入浴も可能です。ただし効果は半永久的ではないので、半年〜1年に1回の治療が必要となります。これからの季節、夏場だけニオイや汗が抑えられれば…という方には適しているでしょう。



 
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