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美容外科編

2011/2/11掲載
 
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「ワキガ・多汗症・黄ばみ」の悩み 春になる前に治療して気分もスッキリ
 
共立美容外科熊本 院長
田中 哲一郎氏
暖房が効いた屋内や日差しが暖かな車内など、冬場でも汗ばむことは多いですよね。ニオイに敏感な人が増えた近年では、ワキガや多汗症、黄ばみの悩みは季節を問わず増えているそうですよ。

 ■春に向けて相談に来る方の悩みは、どういったものですか?
 ワキガや多汗症の悩みは、基本的に「ニオイが気になる」、「汗じみで黄ばむのをどうにかしたい」などが多いですが、冬場は夏ほど汗をかかないため「今のうちに治療しておきたい」という人からの相談が多いですね。

 ■ワキガや多汗症の原因は?
 ワキにはエクリン腺やアポクリン腺といった汗腺が多数存在します。実は、これらの汗腺から分泌される汗自体は無臭です。アポクリン腺からの汗に含まれるタンパク質や脂質が分解される時に、あの独特のニオイが発生するのです。エクリン腺からは水分のみ分泌されるため、この汗腺からの汗が多い人はニオイはさほど気にならないでしょう。多汗症は、汗腺からの分泌量が多いことが原因となります。

 ■治療法を教えてください。
 汗腺自体を取り除く方法としては「ローラークランプ法」があります。ワキのシワに沿って細い管(カニューレ)を挿入し、ローラーで皮膚を押さえながら汗腺を除去します。カニューレは直径2〜3oと細く、傷跡保護器具を使用して行うので、傷跡はほとんど目立ちません。施術では局所麻酔を使い、約30分で終了します。入院の必要はありません。一時的に汗を抑えたい場合は「ボトックス法」が適しています。ワキに薬液を注入して汗腺の働きを抑制することで、汗が出にくくなります。効果の持続は注入後、半年〜1年程度。治療時間は約10分です。



 
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