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内科、外科、眼科、耳鼻科、歯科…私たちのまわりには、たくさんの診療科目があります。その中でも「形成外科」ではどのような治療をするのか、また美容外科との違いなどについて聞きました。
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形成外科は「形をつくる外科」ともいわれます。具体的に言うと、交通事故やヤケドなどの外傷が原因で、顔や身体に大きな傷跡が残ったとします。その傷跡をきれいに修正する“瘢痕(はんこん)治療”や、生まれつき体の一部が変形している場合、それを修正するなどの治療が主です。また、皮膚にできたしこりやホクロ、イボなどを切除する治療もあります。機能ばかりでなく、形態をも修復再生することにより、「見た目」から生じる患者さん自身の精神的な傷も治療していると言えるでしょう。 |
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■「気になる部分をきれいに修正してくれる」というのは、美容外科とも似ていますね。 |
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そうですね。二つの診療科はつながっているともいえますから。形成外科は、例えば傷やアザなど目立つ所にできた醜い部分を治療により修正し、術後はきれいに回復させます。そして、美容外科は、今よりも美しく、より若くなど、患者さん一人ひとりの理想に近づけることを目的に、整容的要素を考慮した治療になります。どちらも、患者さんのコンプレックスを解消することが可能で、形成外科の延長線に美容外科があるのです。外傷や生まれつきのものによる体の変形や欠損は、生死に直接関係のないことだからと、そのままにしておく方も多いようです。しかし、その悩みで社会生活に支障があるならば、円滑な楽しい生活を送るために治療の必要があるでしょう。 |
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