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妊娠成立のための夫婦生活 医学的根拠に基づいたタイミングが大切 |
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ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医 |
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妊娠するために大切な夫婦生活。医学的根拠のないタイミングの取り方を、正しいと勘違いしている場合もあるそう。専門医に詳しく聞きました。 |
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「月に一度、排卵日と思われるときに、数日間精子をためて夫婦生活を行う。その後、あお向けになったり、下半身を上げてじっとする」。これはよく患者さんからお聞きするタイミングの取り方ですが、実は医学的根拠はありません。 |
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■医学的には、どのようなことが大切とされているのですか? |
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男性の場合、連日射精があっても精子の質は落ちないということが、1万人におよぶデータから証明されています。精子の数が少ない人でも毎日射精があるときに状態が最も良くなること、逆に5日以上禁欲することで精子の数が減ることも知られています。一方、女性の子宮が精子を受け付けるのは排卵前の6日間。この間、夫婦生活を連日行うことが最も妊娠率を高めるタイミングといわれています。そのなかでも妊娠しやすいのは、排卵日を含む3日間です。排卵時期を特定するためにも基礎体温を知り、ツルツルしたおりものが出てくる時期や、排卵痛を意識すること、排卵日検査薬を用いることが大切です。また、性交後の体位は関係ないとされています。 |
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■具体的にはどのようにタイミングを取ればよいのですか? |
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排卵前3日間を外さないよう、なるべく多くの夫婦生活を取ることが大事です。病院に行かない場合は、生理周期が正常な女性であれば生理が終わったころから毎日か一日ごとにタイミングを取るとよいでしょう。詳しくは専門医にご相談を。またホームページ(http://www.suidouchou-lc.jp/)にも記していますのでご参照ください。 |
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