くまにち メディカルインタビュー
   HOME > 美容整形 インタビュー一覧> 美容整形 最前線
 
美容外科編

2010/11/5掲載
 
MENU
美容整形
美容皮膚
ダイエット
内科
心療内科
歯科
皮膚科
婦人科
肛門科
がん治療科
小児科
眼科
整形外科
耳鼻咽喉科
神経内科
泌尿器科
放射線科
循環器内科
医療福祉
消化器外科
形成外科
味覚障害
免疫治療
血管外科
精神科
暖房の季節も気になるワキの汗やニオイ 汗腺の働きを抑えて症状を改善
 
共立美容外科熊本 院長
田中 哲一郎氏
日当たりのいい屋内や車内など、秋でもやっかいなワキの汗とニオイ。加えて、バスや電車、店内などに暖房が入るようになると、ますます気になる…。どの季節も相談が多いワキガ・多汗症の治療について聞きました。

 ■夏が終わってもワキガや多汗症の相談は多いのですか?
 はい。無臭が好まれる昨今では、ワキガや多汗症の相談は季節を問わず多いですね。ニオイの程度は自分では分かりにくいため、特に臭いが強くなくても自分はワキガだと思い込んでいるケースや、その反対のケースもあります。暖房が入るこれからの季節は「乗り物や建物内など、密閉した場所でのこもったニオイが気になる」といった方からの相談などが増えてきます。

 ■治療法を教えてください。
 ワキガも多汗症も、その原因となる汗腺を取り除いたり、汗腺自体の働きを弱める治療を行います。まず汗腺を取り除く方法として、「ローラークランプ法」があります。局所麻酔をしたワキにカニューレという細い管を挿入し、ローラーで皮膚を押さえながら汗腺を除去します。カニューレは2〜3oと細く、傷跡保護器具を使いながらシワの溝に沿って挿入するため、傷跡もほとんど目立ちません。手術は約30分で終了し、入院の必要はありません。

 ■汗腺の働きを弱める治療はどのように行うのですか?
 注射器でボトックスという薬液をワキに注入します。この薬液には汗腺の働きを抑制する効果があるので、注入して半年〜1年程度、汗腺が細くなり、汗が出にくくなります。汗腺自体がなくなるわけではないので、一時的に汗を抑えたい場合などに適している方法と言えます。治療は約10分で終了し、入院の必要はありません。



 
無断転載は禁じます。
掲載の記事、写真等の著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun
  (c) 熊本日日新聞社 〒860-8506 熊本市中央区世安1-5-1
くまにち.com トップページへ