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暖房の季節も気になるワキの汗やニオイ 汗腺の働きを抑えて症状を改善 |
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日当たりのいい屋内や車内など、秋でもやっかいなワキの汗とニオイ。加えて、バスや電車、店内などに暖房が入るようになると、ますます気になる…。どの季節も相談が多いワキガ・多汗症の治療について聞きました。 |
■夏が終わってもワキガや多汗症の相談は多いのですか? |
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はい。無臭が好まれる昨今では、ワキガや多汗症の相談は季節を問わず多いですね。ニオイの程度は自分では分かりにくいため、特に臭いが強くなくても自分はワキガだと思い込んでいるケースや、その反対のケースもあります。暖房が入るこれからの季節は「乗り物や建物内など、密閉した場所でのこもったニオイが気になる」といった方からの相談などが増えてきます。 |
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ワキガも多汗症も、その原因となる汗腺を取り除いたり、汗腺自体の働きを弱める治療を行います。まず汗腺を取り除く方法として、「ローラークランプ法」があります。局所麻酔をしたワキにカニューレという細い管を挿入し、ローラーで皮膚を押さえながら汗腺を除去します。カニューレは2〜3oと細く、傷跡保護器具を使いながらシワの溝に沿って挿入するため、傷跡もほとんど目立ちません。手術は約30分で終了し、入院の必要はありません。 |
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■汗腺の働きを弱める治療はどのように行うのですか? |
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注射器でボトックスという薬液をワキに注入します。この薬液には汗腺の働きを抑制する効果があるので、注入して半年〜1年程度、汗腺が細くなり、汗が出にくくなります。汗腺自体がなくなるわけではないので、一時的に汗を抑えたい場合などに適している方法と言えます。治療は約10分で終了し、入院の必要はありません。 |
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