くまにち メディカルインタビュー
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美容外科編

2010/8/6掲載
 
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ケアしても気になるワキガや多汗症 最適な治療で悩みを解消 !
 
共立美容外科熊本 院長
田中 哲一郎氏
暑〜い夏真っ盛り! 高い気温と湿度に、汗もドッと噴き出してきますね。汗をぬぐったり制汗剤でこまめにケアしても、どうしても気になってしまうのがニオイや汗じみ。ワキガ・多汗症の治療について聞きました。

 ■ほかの人よりワキからの汗の量が多く、ニオイも強い気がします。
 汗はアポクリン腺やエクリン腺といった汗腺から分泌されます。汗の量は、汗腺の働きを抑制したり、汗腺自体を除去することで、調節ができます。ニオイに関してですが、実は分泌液にはニオイがありません。しかしタンパク質や脂質を含んでおり、これらを皮膚常在菌が化学分解する際に発生するニオイが、ワキガの原因となるのです。ニオイの強さは汗の量ではなく、この化学分解に関係しています。ワキガや多汗症は、ローラークランプ法やボトックス法で治療していきます。

 ■ローラークランプ法とは?
 カニューレという細い管をワキの付け根1カ所から挿入し、汗腺自体を除去する方法です。ローラーで皮膚を押さえながら汗腺を吸引します。管は2〜3oと細く、傷跡保護器具を使用しながら行うので、傷跡はほとんど目立たなくなります。手術時間は約30分で、入院の必要はありません。

 ■ボトックス法について教えてください。
 薬液をワキの下に注射器で注入します。この薬液には末梢神経からの命令を汗腺に伝わりにくくする働きがあり、汗が出にくくなります。施術時間も約10分と短く、その日から入浴もできます。効果の持続は半年〜1年程度です。より効果を求める場合や症状が重い場合は、2つを併用する方もいらっしゃいます。どの方法が適しているかなどは、専門医にご相談ください。



 
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