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肥満の遺伝について、医学的に解明されない部分も多かったそうですが、最近の研究で肥満に関係する遺伝子についてわかってきたそうです。 |
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最近、肥満に関連した遺伝子がいくつかわかってきました。人の内臓脂肪細胞には、脂肪の分解を促進するβ3アドレナリン受容体というものがあります。この受容体に遺伝子の変異があると、内臓脂肪の分解機能が低下して、肥満になりやすい傾向にあり、一旦肥満するとやせにくいという報告があります。日本の大学の研究で、肥満の治療として食事制限と運動療法を3カ月実施したところ、通常の場合では平均8・3kg、遺伝子に変異がある人では平均5kgの体重減少でした。つまり肥満は遺伝する場合もあることは否定できません。しかし、この研究からわかるように、たとえ遺伝子の変異でやせにくい体質であっても正しいダイエットをすれば、7〜8割の効果で減量できたという結果が出ていますので悲観する必要はありません。この他、肥満に関係した遺伝子として食欲抑制ホルモンであるレプチンが発見されています。肥満者では通常血中レプチン濃度が高く、ダイエットするとその濃度は低下します。現在のところ、まだ肥満に関連した遺伝子がすべて解明されたわけではありません。また、この遺伝子の変異を治療する薬剤も現在開発中です。
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