|
|
|
|
|
|
熊本アールスキンケアクリニック総院長
三原 栄作氏
医学博士 |
|
|
これから紫外線の気になる季節。シミには十分気をつけたいものですね。シミの種類によって異なる治療方法について聞きました。 |
■深い位置のシミが取れたのに、浅い位置のうっすらしたシミが残ってしまうことがあるのですか。 |
|
従来からのIPL(光エネルギー)治療では、500nm(ナノメートル)より長い波長を使用している為、やや深い位置にあるシミにしか対応しなかったのです。その為、浅い位置にあるシミには反応せず、治りにくいということがあります。 |
|
|
|
470nmの短い波長のIPLを使用することで、浅くて薄いシミにも効果が期待できます。今まで治療をしても効果がなかったシミに適しています。顔全体に照射後、薄くかさぶたができますが、その日から洗顔なども可能で日常生活に戻れます。その他、一般のシミ治療で治らないのであれば肝斑の疑いもあります。 |
|
|
|
肝斑とは、頬骨の上やエラの上に、左右対称の形で広がるシミのことです。30歳以降の女性に多く、紫外線の影響や、ピルの服用、子宮・卵巣疾患などホルモンバランスの崩れから発症するといわれています。
一般のシミはレーザーで薄くすることができるのですが、肝斑にレーザーを照射すると逆に濃くなることがあります。肝斑は普通のシミと見分けが非常に難しいので、専門医の十分な診断が必要です。肝斑の治療は、ビタミンCとトランサミンの内服に加え、特殊なレーザーピーリングを行います。3週間に1度の間隔で、2〜3回行うと薄くなり、さらに毛穴も引き締まり、美白効果やハリもでてきます。治療後は再発を防ぐ為にも、ビタミン剤の摂取と紫外線防止に十分心がけて下さい。 |
|
|
|
|
|
|
|