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歯科最前線 口臭治療

2006/4/15掲載
 
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さわやかな息もエチケットのひとつ
 
津田歯科医院副院長
津田 寿子氏
春は異動や転勤などで、新しい出会いが多い季節ですね。第一印象をよくするために、身だしなみなどエチケットには気を配りたいもの。そして、“口臭”も大切なエチケットのひとつです。

 ■口臭を気にされている方が少なくないとか。
 「口臭が気になる…」と来院される方は多いですね。口臭には、病気が原因で起こる「病的口臭」と、それ以外の原因の「生理的口臭」があります。相談者のほとんどが、生理的口臭で悩まれており、その中には過剰に気にし過ぎていたり、口臭があっても自分で気付いていない方もいらっしゃいます。特に最近、口臭を奥様に指摘されて来院される中年男性が増えているようです。

 ■毎食後、丁寧に歯磨きを行えば口臭は防げるのでしょうか。
 残念ですが、それだけでは防げません。歯科的問題を解決し予防する事も大切ですが、ストレスなどによって起こる口臭もあるのです。

 ■治療はどのように進みますか。
 原因療法と対症療法の二つを同時進行で行います。原因療法では、口腔内の検査や口臭の原因を多方面から分析し特定改善します。内科的にも尿検査などを行い、生活習慣や食生活改善も指導します。対症療法としては、治療した当日から口臭が気にならないように、口臭を自らコントロールする「ブレスコントロール」の指導をし、精神的にもサポートします。最終的にキスする位置の息を無臭にしていきます。通院は初診から3週間おきに3〜4回程度です。治療後、患者さんがイキイキと笑顔で帰られるときが嬉しいですね。患者さん自身も「早く治療を受ければよかった」「気持ちが楽になった」という方が多くいらっしゃいます。口臭が気になる方は、まずは、口臭判定を受けてみてはいかがでしょう。



 
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