|
|
|
|
|
|
駕町 太田皮ふ科 院長
太田 浩平氏
皮膚科学会認定皮膚科専門医。
1964年生まれ。筑波大学卒。九州大学皮膚科入局。九州大学大学院を経て、新日鉄八幡病院皮膚科部長。99年に父の診療所(保田窪)を継承。2002年に日赤通りに移転。 |
|
|
暖かくなると汗をかきやすくなり、多量の汗や臭いに悩む人も多くなります。自分が不快なだけではなく、周りの目も気になるもの。そこで、夏に向けて多汗症の治療について伺いました。 |
|
運動や食事などをしていないのに必要以上に汗が出てしまう状態です。例えば、テストで緊張して試験用紙が湿る、制服のわきの部分が汗でびっしょりになり仕事に差し支えるなどが挙げられます。 |
|
|
|
保険診療でできる治療も多くあります。試験時など緊張状態での汗を抑えたい時には内服薬「抗コリン剤」、漢方では補中益気湯などは保険が適応されます。また、院内製剤として、制汗作用がある塩化アルミニウムローションを処方することもあります。中には、かぶれる人もいるようですが、使い方次第でうまく取り入れられることもありますので、合わなかった方も専門医に相談されるとよいでしょう。保険外診療では注射(ボトックス)を利用する方も多いようです。 |
|
|
|
汗腺の働きを抑制する薬品(ボトックス)を皮下に注入する方法で、効果は約4〜5カ月間です。手の多汗に注射をすることもあります。施術時間は10分程度です。十分なカウンセリングが必要ですので、詳しくは医師にご相談ください。 |
|
|
|
保険診療と保険外診療を一緒には受けられません。多汗やわきがで悩んでいる患者さんは多く、食生活や石けんなどを工夫するだけでずいぶん良くなる方がいます。心因性のこともありますので、気軽に相談してほしいと思います。 |
|
|
|
|
|
|
|