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春になり、日中の日差しに汗ばむことも多くなりましたね。そうなると気になるのが、ワキからの汗や臭い…。自分の体臭が大丈夫か、悩む人も多いのではないでしょうか。春先からだんだん相談が増えてくるワキガや多汗症の治療について、話を聞きました。 |
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汗や異臭は体内にある汗腺が関係しています。主にワキガの元となるのがアポクリン腺という汗腺からの分泌液です。アポクリン腺から分泌された汗自体は臭わないのですが、この汗はタンパク質や脂質を含んでいます。これらを皮膚常在菌が化学分解し、その際に発生する臭いが異臭の原因となるのです。また、水分のみを分泌するエクリン腺という汗腺から出る汗は、臭いはさほど気になりませんが、多汗症の原因と言えるでしょう。 |
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ワキガや多汗症は、主にローラークランプ法やボトックス注射で治療していきます。ローラークランプ法は、カニューレという2〜3oの細い管のようなものを腕の付け根に挿入し、ローラーで皮膚を押さえながらアポクリン腺やエクリン腺、皮脂腺を吸収する方法です。臭いや汗、黄ばみの原因を根本から取り除きます。局所麻酔で傷跡保護器具を使って行うので、痛みもあまり感じず傷跡もほとんど目立ちません。手術時間は約30分で入院は不要ですが、1週間ほど患部を安静にする必要があります。 |
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汗を出す汗腺の働きを抑制するボトックスという薬品を、注射器で注入する方法です。半年から1年程度、効果が続きます。 |
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