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のぐち皮ふ科院長
野口 博光氏
医学博士。皮膚科専門医。 1990年防衛医大卒。自衛隊熊本病院、熊本大・大学院を経て、のぐち皮ふ科院長。 |
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「かぶれるからネックレスが着けられない…」など、金属アレルギーの人は多いようですね。夏になると特に増えてくる皮膚炎なのだそうです。 |
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金属によるアレルギー性皮膚炎は、ピアスなどのアクセサリー類や、メガネのフレーム、ベルトのバックルなどの金属に長く接触することによって生じます。金属に触れた皮膚がその形に赤くはれて、ときに水膨れになり、強いかゆみを伴います。これまで使っていて異常がなかった金属製品が突然合わなくなって、原因に気づかないこともあります。また、汗をかきやすい夏に多い皮膚炎です。 |
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汗をかくことで金属が溶け出し、皮膚に入るのです。そのため、ベルトのバックルやポケットに入れた小銭など肌に直接触れていなくても、皮膚炎を起こす人がいるのです。 |
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ニッケルが一番多いといわれています。自分がどの金属と相性が悪いかは、病院で検査ができます。ニッケルはダメでも、金や銀のアクセサリーは平気な人もいます。 |
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金属アレルギーは治りません。でも、自分の肌に合わない金属を把握して、身に着けないようにすれば、皮膚炎を防ぐことができます。皮膚炎には、軟膏や飲み薬の治療が有効です。慢性化して治りにくいこともありますから、皮膚科医にご相談下さい。 |
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