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内科最前線 花粉症対策

2010/2/20掲載
 
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早めの治療とセルフケアで、花粉症を軽減 !
 
桜十字病院 医師
青木 志保氏
日本人の約25%は花粉症といわれる中、つらい症状に悩まされる人は年々増えているようです。対策法などを聞きました。

 ■花粉症とは?
 スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で、目のかゆみ、充血、流涙、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を起こす病気です。毎年花粉の飛散する時期にだけ症状が見られるので、季節性鼻炎とも呼ばれています。花粉の種類には、春のスギ・ヒノキ、秋のブタクサなどいろいろありますが、一番患者さんが多いのは、2月初旬〜4月に見られるスギ花粉症です。

 ■どのような検査・治療が行われますか?
 詳しく症状をお聞きした上で、必要な場合は血液検査や鼻水の検査を行います。既に花粉症の症状が出ている場合は、抗アレルギー薬の服用やステロイドの点眼、点鼻薬の併用が主な治療法になります。これまでに花粉症と診断されている方は、早めに抗アレルギー薬の服用をしておくと、症状が出てもひどくならずに済みますね。また、今年初めて花粉症を疑うような自覚症状が見られる方も、一度きちんと検査を受けられることをおすすめします。

 ■有効な花粉対策は?
 自分でできることは@花粉の飛散情報をこまめにチェックして花粉が多い日は外出を避ける。A帽子やサングラスを使用し、花粉に触れない工夫をする。B家に花粉を持ち込まない、などがあげられます。早めの受診・治療と普段のセルフケアを合わせながら、花粉症という自分の体質と上手に付き合っていくことが必要だと思います。気になることは、お気軽にご相談下さい。



 
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