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内科最前線 オゾン療法

2009/12/5掲載
 
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血液の抗酸化作用で健康促進 !
 
 

血液には、酸素や栄養を全身に運ぶ役割があります。この役割を利用してドイツで開発されたのが、オゾンの血液クレンジング療法です。ヨーロッパでは、広く実施されている治療法なのだそうです。

 ■オゾンによる血液クレンジング療法とはどのような治療ですか。
 採取した血液を医療用オゾン機器で活性化し、浄化された血液を再び体内に戻す治療法です。

 ■オゾンを体内に入れるのですか。
 オゾンガスそのものは有害なので、そのまま体内に入れるわけではありません。まず患者さんの血液を100〜150ミリリットル程度採取し、医療用オゾンガスをその血液に通します。この時、血液中でガスが分解され、過酸化水素物質と過酸化脂質代謝物質が作られます。過酸化水素物質を含む血液を体内に戻すことによって、血液の抗酸化作用が高まります。

 ■どんな効果が期待できますか。
 血液やリンパ液が浄化されるので、新陳代謝が活発になります。さらに免疫細胞が活発化されることにより、動脈硬化や心筋梗塞(こうそく)、脳卒中の予防、下肢静脈瘤(りゅう)、冷え症、リウマチ、アルツハイマー病などの改善にも効果があると期待されています。

 ■治療はどの程度必要ですか。また、受診時に注意することは。
 1回の治療でも効果は見られますが、がんの術後やウイルス性疾患の方で免疫力向上を目的とする場合や、老化防止のためなど、それぞれの目的によっても治療頻度や回数は変わってきます。治療の前には必ず検査を行います。ただし、甲状腺機能亢進(こうしん)症や妊娠中、G6PD欠乏症の方には適用できません。なお、治療は自由診療となりますので、詳しくは専門医にお尋ねください。



 
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