くまにち メディカルインタビュー
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美容整形最前線 ワキガ・多汗症

2009/10/10掲載
 
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気になる汗や臭いを抑えるには
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
悩みを抱えていても、人にはなかなか相談しにくいワキガや多汗症のこと。市販の制汗剤などを利用する方も多いと思いますが、今回は悩みを根本から解決する治療法について、話をお伺いしました。

 ■ワキガや多汗症にはいろんな治療法があると思いますが、一般には手術とかは大変だと思われがちですが、手軽な方法はあるのでしょうか。
 “ボトックス”という末梢神経からの命令を伝わりにくくする薬品を、注射器で脇の下へ注入する方法があります。施術は10分ほどで終了し、術後半年〜1年間は脇から汗が出る働きが抑制されます。メスを使わないので、手術当日のシャワーや入浴も可能です。手術に抵抗があったり、多忙な方でも気軽に行える方法だと思います。

 ■中でも症状が重かったり本人自身で大変気にされている人にはどのような治療法が良いのでしょうか。
 やはり症状が重い人にはローラークランプ法をおすすめします。これは、皮膚のすぐ下にあるアポクリン腺やエクリン腺といった臭いのもととなる部分を、カニューレという吸引棒を脇の付け根1カ所に挿入して除去します。カニューレは2〜3oと細く、傷跡保護器具を使用するので、傷跡もほとんど目立ちません。手術は局所麻酔をして行うのでほとんど痛みはなく、30分程度で終了します。入院の必要はありませんが、術後1週間は患部を安静にする必要があります。

 ■どの方法が最適か、自分で判断できるものなのでしょうか。
 どの方法で治療を行う場合でも、最初に臭いがどの程度なのかを診断して治療法を決定します。臭いが強く、汗の量などが気になる場合は手術を行いますが、ご自身でワキガだと思いこんでいるケースもありますので、まずは専門医にご相談ください。



 
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