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うしじまクリニック
牛島 英隆氏
産科・婦人科うしじまクリニック院長
医学博士 |
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分娩時の夫や家族の付き添いについての意見はさまざまで、立ち会ってもらいたい人、そうでない人もいることでしょう。ですが、最近では医学的な見解から夫立ち会い分娩が推奨されています。詳しくお話を伺いました。 |
■最近、夫立ち会い分娩を希望される方が増えているそうですね。 |
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以前は、甘えが出るなどの理由から、夫立ち会い分娩はしないという考えが多いものでした。しかし、最近では「分娩を夫婦で体験したい」「父親の自覚が高まる」「一人では不安」ということから、夫立ち会い分娩の希望が増加しています。当院でも初産婦さんの場合、ほとんどのご主人が立ち会われます。特に「3D(立体)/4D(立体動画)超音波検査」で我が子を見た方は早くから父性が芽生えて、希望される傾向にあるようです。付き添いは妊婦さんの精神的な安定が望めること以外に、実は医学的な面でも良い効果があることがわかってきました。 |
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厚生科学研究班のガイドラインによると、分娩中に付き添いがいる場合、帝王切開、鉗子・吸引分娩、鎮痛剤投与の頻度が減少し、自然分娩が増加することがわかっています。この結果は、医療者よりも夫や家族による付き添いである場合の方が効果が高いと報告されています。 |
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■それは、家族の立ち会いがある方が安産だということでしょうか。 |
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そういうことになりますね。陣痛がはじまった早い段階からサポートすることで、より良い分娩結果となるようです。さらに、出産後1カ月時の母乳哺育率も高まっています。このように夫立ち会い分娩の利点が多いのであれば、立ち会い分娩の有無は単なる希望ではなく、積極的に行われるべきでしょう。 |
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