くまにち メディカルインタビュー
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循環器医療最前線 虚血性心臓病

2009/7/18掲載
 
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投薬、食事、運動を組み合わせた予防を
 
竜山内科リハビリテーション病院院長
本田 喬氏
突然、心臓発作が起こることもある虚血性心臓病。しかし、早期に発見すれば、発作を予防することも可能だそうです。詳しくお話を聞きました。

 ■虚血性心臓病とは?
 大きく2つに分けられ、冠動脈が硬化し心臓に血液が十分に流れなくなった状態を狭心症、血管が閉塞し、心筋が死んだ状態が心筋梗塞です。胸に痛みや締め付け感、圧迫感を感じたり、呼吸困難や意識消失などを引き起こす場合があります。軽症のときは投薬で治療も可能ですが、重症になると、バルーンやステントを使ったカテーテルによる冠動脈形成術やバイパス手術など血行再建術を行います。

 ■原因は何ですか?
 高血圧、高コレステロール、糖尿病などの疾患や、喫煙、運動不足、不規則な食生活など生活習慣です。家族や親戚に狭心症、心筋梗塞の方がいる人も発症のリスクが高いですね。また、過労やストレスといったものも危険因子といえます。危険因子のうち3つ以上が思い当たる人は、一度検査を受けられると良いでしょう。危険因子を取り除くことで、突然の発作や症状の悪化を予防することができます。

 ■危険因子を取り除くには、どうすれば良いですか?
 投薬、食事、運動を組み合わせることが必要です。症状に合わせた薬を服用するだけでなく、バランスの良い食事と、適度な運動を心がけましょう。また狭心症や心筋梗塞などにより心臓の機能が低下した人には、心臓リハビリも注目されています。患者さんの状態に合わせ、体操、運動、生活指導を組み合わせたプログラムを行います。



 
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