くまにち メディカルインタビュー
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産科・婦人科最前線 男性因子の不妊治療

2009/7/4掲載
 
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増える男性因子の不妊。率先して受診を !
 
ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医
男性因子の不妊が増えているそうです。その詳細について聞きました。

 ■男性因子の不妊とは?
 不妊の原因が男性側にあることをいいます。1996年のWHOの調査によると、不妊に悩む7000組のカップル中、男性因子の不妊は、およそ48%だったという結果が出ています。具体的には、精子を作る機能に障害がある場合や、勃起・射精に問題がある場合、副性器機能障害が原因の場合など、さまざまな原因があります。

 ■どんな検査が行われますか?
 まず精子の数や運動率などを調べる「精液検査」を行います。その結果を受けて、ホルモン検査などの詳細な検査に進みます。男性の検査は女性に比べると痛みもなく、直接受診しなくても検査することができます。

 ■受診に消極的な男性は多いのでしょうか?
 そうですね。検査をして初めて、その原因と解決する方法を見つけることができるわけです。近年は顕微授精などの発達で、重度の男性因子による不妊のカップルでも妊娠が可能になるなど、治療法は日々進歩しています。不妊治療はどうしても女性に負担がかかることを理解した上で、ぜひ男性から率先して受診していただきたいと思いますね。気になる方は、不妊予防協会のホームページ(http://www.jrha. org/yobousoudan.html)の「不妊になる可能性のある要因チェックリスト」を、一度ご覧になってみてはいかがでしょう。お気軽にご相談ください。 ■不妊治療教室 7月19日(日)午後1時から 参加費無料 詳細は【電話】096(322)2996



 
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