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内科、外科、眼科、産科、耳鼻科、歯科…。医療機関には、たくさんの診療科目があります。その中でも「形成外科」ではどのような治療ができるのか、また美容外科との関係性について尋ねました。 |
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形成外科は「形をつくる外科」です。具体的には、交通事故やヤケドなどによる外傷が原因で大きな傷跡が残った場合、その傷跡をきれいに修正する瘢痕(はんこん)治療が主です。また、生まれつき体の一部が変形している場合にそれを修正する治療も行います。機能だけでなく、形態をも修復再生することにより、「見た目」から生じる患者さん自身の精神的な傷も治療しているといえるでしょう。ホクロやイボ取りも、形成外科治療の一つです。 |
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3o以下の小さいホクロやほとんどのイボは、レーザーで除去します。3o以上のホクロは切除して縫合します。大きさや根の深さに合わせた方法で施術すると、傷跡はほとんど目立ちません。 |
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■「気になる部分をきれいに」という点は美容外科とも似ていますね。 |
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そうですね。2つの診療科はつながっているともいえますから。形成外科では気になる部分をきれいに修復する治療を行い、美容外科では今よりも美しく、より若々しくなど、患者さんの理想に近づけることを目的に、整容的要素を考慮した治療を行います。いずれも患者さんのコンプレックスを解消し、形成外科の延長線上に美容外科があります。外傷や生まれつきによる体の変形や欠損は直接生死に関係がないため、そのままでも構わないものです。しかしそれが原因で社会生活に支障があるならば、円滑な生活を送るために治療してもいいのかもしれません。 |
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