くまにち メディカルインタビュー
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内科最前線 特定保健指導

2009/6/20掲載
 
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自らの健康維持増進に積極的に関わって
 
日赤通り 谷アMAクリニック
谷ア 俊哉氏
生活習慣病などさまざまな病気を引き起こす可能性のあるメタボリックシンドローム。メタボに着目した特定健診・特定保健指導について聞きました。

 ■平成21年度の特定(メタボ)健診・特定保健指導が始まりました。
 日本人の死因の多くを占める生活習慣病により増え続ける医療費を削減するため、40歳から74歳までを対象に、メタボリックシンドロームに的を絞った「特定健診・特定保健指導」が始まりました。これまでの“早期発見・早期治療

 ■特定健診とはどこで、どのような検査を行うのですか。
 対象者で受診券が送られてきた方は、「特定健診実施機関」の中から医療機関を選び、問診、身体測定、血中脂質検査、血糖検査、肝機能検査、腎機能検査、尿検査などを行います。健診の結果、メタボのリスクが高い方は、保健指導を通して生活習慣の改善に努めていくことになります。

 ■これまでの生活習慣を変えるのはなかなか難しそうですね。
 現存する世界最古の医学書「黄帝内経」の中では、「未病を治す」=「病気の起こる前に注意を払う」ことが大切だと書かれています。これを現代に置き換えると、自分自身が病気予防の主役であり、日常生活を含め、健康維持増進に積極的に関わることが大事だということ。より詳細な検査が可能な人間ドックを利用するのもいいでしょう。人生の折り返しを過ぎた人たちがこれまでを振り返り、体の健康はもちろん、これからをどう生きるか、考えるきっかけにしてもらいたいですね。



 
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