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随分暑くなりましたね。気温が上がると、汗をかく機会も多くなります。ニオイや汗じみが気になっていませんか? そこで一時的な処置と、永続的な手術の2種類のワキガ・多汗症の治療について聞きました。 |
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人の体には、エクリン腺、アポクリン腺といった汗腺があります。主にワキガの発生に関与している汗腺はアポクリン腺で、ワキに多く存在します。本来、アポクリン腺から分泌された汗は無臭なのですが、タンパク質や脂質を含んでいるため、皮膚常在菌がこれらを化学分解します。それが異臭の原因となるのです。エクリン腺からは水分のみを分泌するため、エクリン腺からの汗が多い場合はニオイはさほど気にならないでしょう。 |
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ボトックスという薬品をワキに数カ所注射する方法があります。副交感神経の働きを弱め、汗腺の活動を抑制させるものです。一時的なものなので、永続的な効果は得られません。効果の持続は約半年〜1年です。そのため、夏の汗をかきやすい時期だけ処置するのも手ですね。 |
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ローラークランプ法による手術があります。腕の付け根の1カ所から2〜3oのカニューレ(吸引棒)を挿入し、ローラーで皮膚を押さえながらアポクリン腺、エクリン腺を吸引します。また、傷跡保護器具を使用してカニューレを挿入するので傷口は広がらず、術後数カ月で傷はほとんど目立たなくなります。手術は局所麻酔で40分程度で、その日のうちに帰れます。この治療は毛根部分まで達するため、脱毛効果もあります。ニオイや多量の汗が気になる方は専門医にご相談ください。 |
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