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感染症から子どもの健康を守る予防接種。昨年末からヒブワクチン、今月から日本脳炎新ワクチンの接種も始まりました。最近のワクチンの動向について聞きました。 |
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ヒブワクチンは、インフルエンザ菌(ヘモフィルスインフルエンザ)bタイプ、略してヒブ(Hib)と呼ばれる細菌が体内に入ることにより起こるヒブ感染症を予防するワクチンです。インフルエンザと言っても、季節性や今問題になっている新型インフルエンザウイルスとは全く別ものです。鼻やのどからヒブ菌が入ることで、細菌性髄膜炎や急性喉頭蓋(がい)炎、敗血症などの重い病気を引き起こすことがあります。ヒブ感染症は初期診断が難しい上、5歳未満、特に3カ月〜2歳までの乳幼児は重症化する傾向があります。日本の年間患者数は少なくとも数百人はいると報告されています。 |
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ヒブワクチンは、世界100カ国以上で接種されており、接種後の患者数は激減しています。生後7カ月未満では計4回、7カ月〜1歳未満は計3回のワクチン接種で、ほぼ免疫ができると言われています。副作用として接種部位の赤みや腫れ、発熱がまれに起こる場合があります。 |
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■日本脳炎の新しいワクチンの接種も始まると聞きましたが。 |
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旧ワクチンより副作用が少ないとされる乾燥細胞培養による新しいワクチンが厚生労働省から認可され、今月から定期接種が可能となりました。日本脳炎新ワクチン接種につきましては、一度かかりつけ医に相談されるとよいでしょう。 |
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