くまにち メディカルインタビュー
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美容整形最前線 ワキガ・多汗症

2009/5/16掲載
 
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手術や注入法で、ニオイと心をケア
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
これから汗をかきやすい季節ですね。特にワキの下からの汗は、ニオイも気になるものです。ワキガ・多汗症の治療法について伺いました。

 ■夏に向けて、ワキガや多汗症の相談が多くなるそうですね。
 気温が高くなると汗をかきやすくなり、体臭や汗じみ、黄ばみなどが気になりますからね。ワキガや多汗症は体質であり、病気ではありませんが、周りの目が気になって精神的に苦痛だったり、消極的になる方が多いのです。また、最近では男性の相談者も増えています。

 ■ケアする方法はありませんか。
 個人差はありますが、制汗剤を使用したり、汗をかいた後に拭き取ったり、マメに着替えることでニオイは抑えられます。また、肉類や乳製品などの高カロリー・高脂肪食品のほか、刺激の強い香辛料の入った料理はワキガの刺激物といわれていますので、それらを控えることでニオイが解消される方もいます。それでも気になる場合は、専門医に相談された方がよいでしょう。

 ■どのような治療ですか。
 ニオイと汗の元になっているアポクリン腺とエクリン腺、皮脂腺などを除去して吸引するローラークランプ法という手術を行います。切開は2o程度で、保護器具を挿入口に被せますので傷跡はほとんど目立ちにくくなります。手術は30〜40分程度で終了。同時に毛根組織も取り除くため、脱毛効果もあります。術後はスポンジをあてテープで止める程度ですが、約1週間は腕を激しく動かさないようにします。入院は必要ありません。その他、ボトックスをワキに注入する方法もあります。約半年〜1年の間、副交感神経の働きを弱めて汗腺の活動を抑制させる薬品です。10分程度で済みますので、今の時期に注入して、夏の間だけ汗を抑えるということができます。



 
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