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うしじまクリニック
牛島 英隆氏
産科・婦人科うしじまクリニック院長
医学博士 |
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定期的な妊婦健診に分娩、さらにはマタニティー用品や出産準備品、ベビー用品…と、妊娠から出産までにかかる費用は少なくありません。けれども妊婦健診の補助が増え、妊娠・分娩による経済的な負担が軽くなったそうです。 |
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平成21年4月1日から妊婦健診の公費負担が拡充され、今後、26カ月の予定で補助が始まりました。地方によって実情が違うので無料化という表現には問題がありますが、熊本市では14回の妊婦健診に補助が出ています。ちなみに昨年度までの妊婦健診の補助は5回でした。また、平成21年10月からは、国からの出産一時金が42万円に増額されそうです。詳しいことはまだ決まっていないようですが、直接医療機関へ払い込まれるために「支払うための現金を手元に用意する必要がない」と、今の時点では説明されています。 |
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■費用の負担が軽減するほかにも何か利点はあるのでしょうか。 |
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昨年度からの改正で、妊婦健診の検査の内容がとても向上しました。今までは妊婦健診の検査項目は各産科医療機関でバラバラに行われており、大きな開きがありました。しかし、前回の改正も含めて、若い女性に増えている子宮頸がん検査やエイズ検査、風疹検査、さらに緊急の輸血時に大変役に立つ不規則抗体検査、赤ちゃんに感染すると困るGBS(B群溶連菌検査)が追加されています。 |
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■では今、妊娠されている方はおめでた&ラッキーというわけですね。 |
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そうですね。ただし、2年間の時限措置ということですから、2年後以降にどうなるかは現時点では明らかになっていません。妊娠・分娩を希望している方、計画している方にとってはこの2年間はチャンスかもしれませんね。 |
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