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暖かく心地よい春の季節も、汗ばむ機会が増えて気がかりだったりしますね。体臭は誰にでもあるものですが、必要以上に気にすると精神的な苦痛になる場合があります。ワキガ・多汗症の治療について聞きました。 |
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自分の体臭はわかりにくいもので、ワキガに気づかない人もあれば、臭いがないのにワキガではと思い込む場合もあります。これは対人恐怖症という一種の神経症です。ニオイのせいで嫌われるのではと思い、人と接することに恐怖を感じ、極端な場合は引きこもってしまうこともあります。現代社会は清潔志向が強いこともあって、潔癖性な人ほどなりやすいのかもしれません。 |
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思い込みが強いと家族が否定しても本人は納得しないので、医師の診察を受けてニオイがあるかどうか判断してもらうことも一つの手です。実際にワキガや多汗症であれば、ローラークランプ法という手術が適しています。ワキを切開して直径2〜3oの吸引棒を挿入し、ローラーで皮膚を押さえながらニオイの原因であるアポクリン腺やエクリン腺を吸引する方法です。この際に毛根組織も取り除かれるため、約60%の脱毛効果も期待できます。30分ほどで終了し、入院は必要ありません。 |
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ワキのシワに沿って切開し、それも3o程度です。さらに傷口が広がらないよう、挿入口に保護器具を被せて行うため、傷跡はほとんど目立たなくなります。また、手術以外ではワキに注射器でボトックスを注入する方法があります。ボトックスは副交感神経の働きを弱めて汗腺の活動を抑制する薬品で、所要時間は10分程度。効果は半年〜1年ほど持続します。一人で悩まず、一度、専門医に相談されるとよいでしょう。 |
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