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健康な歯を抜かなければならなかったり、治療期間や費用がかかる─。歯の矯正治療にそんなイメージを持つ人も多いでしょう。しかし、歯並びの善し悪しはあごの発育に大きく関係しており、早く治療を始めると時間も費用もかからなくて済むといわれています。歯を抜かずにできる、子どもの矯正治療について聞きました。 |
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遺伝という説もありますが、歯が生え替わる時期までに、あごが十分発育していないことが大きな要因でしょう。小さなあごに対して永久歯がきれいに生えそろわず、歯の並びが乱れるわけですね。やわらかいものだけを食べる、前歯を使わず奥歯だけでかむ、いつも口を開けている、ほおづえをつく、猫背姿勢なども影響します。 |
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歯を抜く口腔(こうくう)外科的方法、歯を削って外観を整える審美歯科的方法、萎縮(いしゅく)したあごを床(しょう)矯正装置などで拡大して歯を抜かない保存科的方法があります。永久歯を抜く、削るなどの治療法では、歯が生えそろう12〜15歳あたりが治療開始の時期とされています。一方、床矯正治療は犬歯(糸切り歯)が生えそろう前の、9〜10歳までがもっとも有効です。もちろん、その後も治療可能です。 |
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入れ歯によく似た床矯正装置を、上あごか下あごに装着します。矯正のためのスクリューがついており、ネジを棒(キー)で巻くことで、あごの歯そう骨に圧力をかけて広げます。この装置は幼児でも簡単に扱えるもので、痛みも伴いません。自分で1週間に2回ほど、痛くない程度にネジを巻いて圧を加え続けます。装着時は少しだけ発音しにくくなりますので、学校にいる間や勤務中、食事の時などは自分で取り外して構いません。就寝中を含めて一日に12〜14時間以上装着すれば、矯正が可能です。また床矯正装置に加え、補助的に形状記憶合金ワイヤーによる矯正を行う場合もあります。 |
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歯を抜く、削るなどの外科的治療はどうしても高額となりますが、歯を抜かない床矯正では、10万円ぐらいから治療が可能です。年齢や状態など個人差はありますが、早めに治療を始めた方が期間も費用もかからずに済みます。現在は床矯正治療も普及してきたので、お子さんの歯並びでお悩みの保護者の方は、専門医にご相談ください。 |
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