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うしじまクリニック
牛島 英隆氏
産科・婦人科うしじまクリニック院長
医学博士 |
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ほてりやイライラ、不眠といった更年期障害の症状を緩和させるホルモン補充療法。女性ホルモン低下による、老化の速度を緩やかにもするそうです。 |
■ホルモン補充療法の投与で、抗加齢の効果もあるそうですね。 |
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加齢によるホルモンレベルの低下や免疫力の低下、年齢とともに増加する酸化ストレスなどを抑えることにより、老化の速度を緩やかにする試みを抗加齢療法と言います。ホルモン補充療法(HRT)は、年齢とともに低下する女性ホルモンを補う治療ですが、この治療が抗加齢療法の手だての一つになるようです。過去のHRTの報告は副作用ばかりが表に出てしまい、悪い印象を与えすぎた感があります。米国での副作用のみを強調したHRTの治験結果については、症例の選択の仕方(平均年齢が62歳と高齢な点、体重が日本人に比べて明らかに重すぎる点)に偏りがあり、現在では見直されています。また、日本人の閉経の平均年齢は50・5歳とされていますので、日本更年期学会はこれら米国のデータが日本人に当てはまらないとしています。 |
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まず、コラーゲンの再生力が増加することでシワやたるみを予防。次に女性ホルモンによって肌に潤いやハリを保つ皮脂の分泌を促進。さらに、骨がスカスカになる骨粗鬆症を予防することができます。また、アルツハイマー病にかかるリスクを減らすとの報告もあります。 |
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■ホルモン補充療法には、どんな投与方法がありますか? |
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内服薬として飲むタイプ、湿布のように皮膚に貼るタイプ、透明なゲル状の塗るタイプなどがあり、ご自身のライフスタイルに合った投与方法が選べます。注意点として、HRTを受ける場合は、年に一度の乳がん検診を必ず受けるようにしてください。 |
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