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随分、暖かくなりましたね。汗をかきやすい季節になると、気になるのが体臭。特にワキガ体質だと臭いに敏感になり、車やエレベーターなどの密室で気を使ってしまう…ということも。ワキガや多汗症について伺いました。 |
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汗を作る器官として、エクリン腺とアポクリン腺という2種類の汗腺があります。エクリン腺は体中どこにでもある汗腺で、体温調節をする際や緊張したときなどに汗を出します。一方、アポクリン腺は、ワキの下や外耳道、肛門周囲、乳輪、へそなどの部位だけに存在します。この汗は、ワキガの原因である臭いの元や、黄ばみの原因となる色素が含まれています。 |
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■では、多汗症の場合はエクリン腺から、ワキガの場合はアポクリン腺からの汗が多いというわけですね。 |
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そうですね。臭いは気にならないけれど、ワキの下や手のひらからの汗が異常に出るという場合は多汗症と言えます。また、アポクリン腺というのは誰にでもあるのですが、ワキガ体質の場合はその汗腺が多くて太いようですね。 |
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まずはボトックスという薬品をワキに注入する方法があります。副交感神経の働きを弱め汗腺の活動を抑制するもので、効果の持続は約半年〜1年です。根本的に治す場合は、アポクリン腺とエクリン腺などを除去して吸引するローラークランプ法という手術を行います。切開は2o程度で、保護器具を挿入口に被せますので傷跡はほとんど目立ちにくくなります。30〜40分程度で終了。毛根組織も取り除くため、同時に脱毛効果も得られます。術後はスポンジをあてテープで止める程度で、入院の必要はありません。術後の通院は、1〜2回でよいでしょう。 |
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