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うしじまクリニック
牛島 英隆氏
産科・婦人科うしじまクリニック院長
医学博士 |
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若い女性に増えている、子宮頸(けい)がん。早期発見が重要ですが、従来の子宮頸がん検診のほかに、がんの原因となるウイルスを発見できる新しい検査方法があるそうです。HPV検査について伺いました。 |
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子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)というイボを作るウイルスの感染が原因です。HPVは性交渉により誰もが感染する可能性のあるごくありふれたウイルスです。ほとんどの場合は自然に消失しますが、まれに感染が持続し、10〜20年続くと子宮頸がんになることがあります。最近では、このHPVに感染しているかどうかを調べる検査が一般の診療所でもできるようになりました。HPV感染の有無が分かるとともに、感染しているウイルスが子宮頸がんになりやすいタイプかどうかも知ることができます。 |
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■どんなタイプのウイルスが子宮頸がんになりやすいのですか。 |
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HPVの16型、18型などのタイプのウイルスに感染していると子宮頸がんになりやすいと言われています。感染が分かった場合は子宮頸がん検診を3カ月〜1年毎に受け、厳重な経過の観察が必要です。 |
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■子宮頸がん検診とHPV検査の併用が望ましいのでしょうか。 |
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検査の併用で病変の発見率が非常に高くなり、また将来がんになるリスクがあるかどうかを知っておくことができます。アメリカの産婦人科学会では、30歳以上に併用検査を推奨しています。いずれの検査も、ともに陰性であれば次回の検診は3年後でよいとされています。 |
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日本でも数年前から導入されています。ただし、保健適用外となりますので、検査料については各医療機関にお問い合わせください。 |
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