くまにち メディカルインタビュー
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皮膚科最前線 ニキビ治療

2008/12/20掲載
 
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ニキビは病気。悪化する前に治療を !
 
影下皮膚科クリニック 院長
影下登志郎氏
進学や就職を前に、気になっているニキビを治しておきたいと思う人は多いようです。ニキビ治療について聞きました。

 ■ニキビができる原因を教えてください。
 ニキビは、皮脂の分泌が盛んになって毛穴が詰まり、そこにニキビ菌が増殖したもので、顔や胸、背中に発疹(ほっしん)が見られる慢性炎症の疾患です。思春期から青春期に多いのですが、最近ではストレスや化粧などの影響で、25歳を過ぎて初めて発症する方もいます。放置しておくと症状が悪化して化膿(かのう)したり、症状が治まってからもシミになったり、肌の表面に凹凸が残ることがあります。

 ■どんな治療が行われるのですか?
 まずは、ニキビの症状に合わせた内服薬と、外用薬の処方による一般治療を行います。この治療法でも治りが遅かったり再発を繰り返す場合は、内服・外用薬に加えて、ケミカルピーリングやイオン導入、レーザー治療など、より直接的な施術を患者さんと相談の上、行います。また、周囲が思う以上に本人の精神的負担が大きいこともあり、生活指導を含めたカウンセリングなども必要になります。

 ■治療を受けるにあたっての注意点は?
 ニキビのレーザー治療は、アメリカでは一般的な治療法ですが、日本では未成年の場合、保護者の承諾が必要です。即効性だけを求め、安易にレーザー治療に走るのではなく、まずは皮膚科専門医の診断と十分な説明を受け、納得した治療法を選択していただきたいと思います。



 
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