くまにち メディカルインタビュー
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美容整形最前線 脂肪吸引、メディカルダイエット

2008/12/20掲載
 
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脂肪細胞数を減らし、太りにくい体質へ
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
メタボ対策に食事や運動を意識している人も多いことでしょう。冬は脂肪を溜め込みやすい季節です。医療による痩身法について伺いました。

 ■脂肪吸引で何sくらい痩せることができますか?
 抜き取るのが水であれば1リットルで1sの体重が減りますが、脂肪は1リットル抜いても0・6sくらいしか減りません。水よりも脂肪の比重が小さいことが理由です。体重はさほど変わらないとはいえ、体内の皮下脂肪を効果的に取り除くため、見た目は細くなります。“太る

 ■手術の手順を教えてください。
 直径2〜4oの吸引管を脂肪層内に挿入し、脂肪組織を吸引します。吸引管から薬液を注入しながら行うことで、出血や痛みが軽減できます。傷口も小さく、挿入口には傷口保護器具を使用するので、傷跡はほとんど目立ちにくくなります。お腹やお尻、太もものほか、二の腕や頬などの小範囲の施術も可能です。

 ■手術以外の方法はありませんか。
 注射で脂肪の融解を促して体外に排出する、脂肪融解注射があります。脂肪吸引は1回で効果が得られるのに対して、脂肪融解注射の効果はゆっくりと表れ、3〜5回の処置が必要です。脂肪吸引も脂肪融解注射も体のシルエットを整える方法ですが、脂肪の消化吸収を抑えたり、食欲自体を低下させる作用のある薬を服用する方法もあります。脂肪を体内に吸収させる脂肪分解酵素の働きを妨げ、摂取した脂肪の約30%を便とともに排出させる脂肪吸収抑制剤です。この薬の服用時はビタミンの吸収が阻害されるため、ビタミン剤などとの併用が望ましいでしょう。医師による処方のため、まずはカウンセリングを受けてください。



 
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