くまにち メディカルインタビュー
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形成外科最前線 眼瞼下垂(がんけんかすい)

2008/12/13掲載
 
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たるみの切除で頭痛・肩こりを軽減
 
熊本機能病院 形成外科部長
小薗喜久夫氏
医学博士
年齢とともに下がってくるまぶた。この“まぶたのたるみ"が、頭痛や肩こりの原因になることがあるそうです。最近では、たるんだ部分の手術を希望する人も増えているのだとか。眼瞼下垂の切除について聞きました。

 ■まぶたのたるみが、どうして肩こりや頭痛の原因になるのですか?
 年齢とともに上まぶたがたるんでくると、まゆげを上げる筋肉を絶えず緊張させてしまいます。それが頭頂部、そして後頭部まで影響を与えると、首や肩にかけての筋肉も緊張します。このため頭痛や肩こり、不眠などの症状を引き起こしてしまうのです。個人差はありますが、男女を問わず、六十歳前後からのご相談が多いようです。

 ■たるみの切除は、具体的にどうするのですか?
 まぶたの余っている部分を切除した後、縫い合わせるという手術を行います。手術時間は、両方でおよそ40分くらいです。局所麻酔により、外来手術で行うことができます。手術した翌日に、それまでの肩こりや頭痛、不眠などから解放される方も少なくありません。まつげも上向きになり、顔全体の印象も、気持ちも若返る方が多いですよ。

 ■術後の回復はどうなりますか?
 術後しばらくは、かゆみがあったり、高齢の方の場合、皮下出血を起こす場合があります。しかし1週間後に抜糸をしてさらに数日から1週間くらいすると、かなりきれいになります。半年くらいすると、傷はほとんど目立たなくなります。

 ■一度手術をすれば、もう元に戻りませんか?
 再度手術をすることは可能ですので、詳しくは専門医にお尋ねください。ちなみに手術は、保険が適用になります。



 
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