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駕町 太田皮ふ科 院長
太田 浩平氏
皮膚科学会認定皮膚科専門医。
1964年生まれ。筑波大学卒。九州大学皮膚科入局。九州大学大学院を経て、新日鉄八幡病院皮膚科部長。99年に父の診療所(保田窪)を継承。2002年に日赤通りに移転。 |
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従来のシワ治療が大きく変わるきっかけになったヒアルロン酸注入。プチ整形に興味はあるけれど、まだよくわからないという方も多いようです。メスを用いないシワ治療について聞きました。 |
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ほうれい線や目の下のシワの解決は、かつては手術が中心でした。しかし、現在はヒアルロン酸などの充填(てん)剤治療がシワ、たるみの中心的治療になりつつあります。ヒアルロン酸とは、皮膚の真皮層に存在する「ムコ多糖体」の一種です。注射するヒアルロン酸はいくつかの粒子サイズがあり、粒子の小さいものは小ジワ、中くらいは深いシワ、一番大きなサイズは皮膚のたるみやくぼみと使い分けます。 |
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効果は注射直後に現れますが、ヒアルロン酸は注入後から徐々に体内に吸収されるため、効果の持続は6カ月から1年程度です。例えば、ほうれい線のシワの場合は直接、皮下に注入してラインを取りながらシワを埋めていきます。30歳代からの若い年齢層では、ほうれい線、口元、目元に加齢の変化が現れやすいですが、この注入治療法のみで十分に対応可能です。 |
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翌日から化粧は可能です。注意点は、注入当日に不衛生な手で触らないこと。アレルギー反応をほとんど起こさないヒアルロン酸ですが、まれに数日後に腫れることがあります。 |
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笑ったり眉をひそめると生じるシワの治療には、ヒアルロン酸は適しません。この場合、シワを作る筋肉の動きを止める医薬品を注入してシワを解消します。注入直後は変化なく、1週目くらいから効果を実感できます。ヒアルロン酸と組み合わせると効果的な場合もあるので、医師にご相談ください。 |
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