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駕町 太田皮ふ科 院長
太田 浩平氏
皮膚科学会認定皮膚科専門医。
1964年生まれ。筑波大学卒。九州大学皮膚科入局。九州大学大学院を経て、新日鉄八幡病院皮膚科部長。99年に父の診療所(保田窪)を継承。2002年に日赤通りに移転。 |
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冬になると早速、目立ってくる手荒れや肌の乾燥。肌の乾燥が進むと皮膚の持つバリア機能が弱くなり、アトピーが悪化することもあるそうです。この時季の肌トラブルの治療について聞きました。 |
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この季節の肌のトラブルには、まず、徹底して保湿することがポイントです。乾燥肌や敏感肌はもちろん、アトピー性皮膚炎などもステロイド外用剤を使わずに保湿をきちんと行うだけで、約3分の1の人がよくなるといわれているほどです。 |
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アトピーの患者さんの8割くらいはアレルギー体質ですが、2割ほどはアトピーの素因がなくても発症しています。最近では、アトピーの悪化や敏感肌の原因は、肌の乾燥で皮膚に備わるバリア機能が低下して起こる、と考えられるようになってきました。 |
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さまざまな種類の外用保湿剤があるので、組み合わせて処方します。アトピーや乾燥でもろくなった皮膚からは水分が失われがちなので、シャワーや入浴の後に塗ってください。 |
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難治性の手荒れや湿疹は、化粧品や石けんの成分、アクセサリーの金属に反応するアレルギーなども考えられるので、皮膚科に相談しパッチテストを受けられるようお勧めします。 |
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大人のアトピーには、保湿に加えて、漢方の処方も行います。一方で、湿疹がシミのようになって残る色素沈着や赤ら顔には、レーザー治療があります。色素レーザーは赤い色に反応して赤ら顔を改善し、メラニンなどの黒色に反応するレーザーは、色素沈着した部分に作用して改善が期待できます。 |
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