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駕町 太田皮ふ科 院長
太田 浩平氏
皮膚科学会認定皮膚科専門医。
1964年生まれ。筑波大学卒。九州大学皮膚科入局。九州大学大学院を経て、新日鉄八幡病院皮膚科部長。99年に父の診療所(保田窪)を継承。2002年に日赤通りに移転。 |
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30歳代くらいから徐々に目立ち始めるシミやくすみ。シミの中で最も多いとされる老人性色素斑(はん)のレーザー治療と、穏やかに肌質を改善するとされる光治療について聞きました。 |
■老人性色素斑のレーザー治療について教えてください。 |
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老人性色素斑は、紫外線による光老化が原因で、20歳代後半から現れてきます。このシミを取るにはレーザーを用います。レーザーを当てたシミは、黒いかさぶたになった後、5日ほどで自然に脱落します。通常は1回の照射で完了し、再発はありません。 |
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■照射後のテープが目立ってイヤだという方もいるようですが。 |
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テープに代わるコンシーラーのようなファンデーションがあり、自然な肌色にカバーすることができます。このファンデーションが登場したことで照射後にテープをしなくて済むようになり、シミのレーザー治療に対する抵抗感が低くなった方も多いようです。 |
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■どうしてもレーザー治療を避けたい場合は、シミや肌質を徐々に改善する治療法があるそうですね。 |
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シミ、くすみ、ソバカスなどに、IPL(インテンス・パルス・ライト)という光を当てる光治療があります。1回の治療時間は顔全体で約10分。多少、チクチクする程度です。光治療は1回の照射ですべての症状を改善するのではなく、複数回の治療を継続することで少しずつ穏やかに肌質を改善していきます。シミは、ほかに肝斑や遅発性太田母斑などがあり、治療法も異なるため、きちんと鑑別することが必要です。不明な点などは医師にどんどん質問して、詳しい説明を求められるようお勧めします。 |
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