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牧野皮膚科医院院長
牧野 良造氏
熊本大学医学部卒。同大皮膚科入局。昭和53年開業。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 |
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お化粧や着飾ることで美しく見せるより、本来の「素」の美しさを追求したい─。そう願う女性にとってムダ毛のないすべすべの肌はあこがれです。光とレーザーを併用した脱毛法について、牧野皮膚科医院の牧野良造院長に聞きました。 |
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IPL(光)とレーザーを併用した新しい脱毛法です。IPLとはインテンス・パルス・ライトという光で、メラニンに反応して産毛も含め毛そのものを破壊するので、照射した部分がツルツルになるという長所があります。半面、毛母細胞がある毛幹鞘(かんしょう)は破壊されず、再び毛が生えやすいという短所もありました。これに対し、レーザーは軟毛や産毛には作用しませんが、毛幹鞘を破壊するので減毛率に優れるという特性があります。この2種類を組み合わせることで、脱毛部分がツルツルになり毛が生えにくくなるという両方の長所が生かせます。 |
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全く痛みがないわけではありませんが、低濃度(30%)の笑気ガス鎮静法で行うと、ほとんどの方が痛みを気にされないようです。施術は毛周期に合わせ2カ月ごとに3〜4回が目安。毛の質などで個人差もありますが、秋冬に始めておくと翌年の春夏には間に合うでしょう。ムダ毛に悩んでいた方が「これでスカートがはける」「ノースリーブが着られる」と笑顔で話されるのはうれしいことですね。ちなみにIPLは、脱毛と同時にシミを薄くする、肌の張りを出す、毛穴を引き締めるなどの美肌効果も期待できます。これからの医療は単に表面的な症状を治すだけでなく、QOL(生活の質)の向上に目を向けることで、身体と心の健康増進にもつながると思います。 |
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