くまにち メディカルインタビュー
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美容整形最前線 ワキガ・多汗症

2008/10/4掲載
 
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症状に応じた適切な治療の選択を
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
温暖化の影響か、秋になっても汗ばむことがまだまだ多いですよね。最近は秋冬でもノースリーブのファッションが定着したり、清潔志向の高まりもあって、体臭などのニオイに対して気にかけている方が多いようです。

 ■ワキガや多汗症の悩みは暑い季節に特有と思いがちですが。
 以前はそう思われていましたが、秋冬でも温暖化や暖房で汗がこもった感じになったり、逆に結婚式やパーティーなどで露出度の高いファッションを楽しむ機会が増えたりで、季節を問わずニオイに関する悩みを相談されるケースがあります。

 ■どんな治療法がありますか?
 いきなり治療するのではなく、本当にワキガか、あるいは多汗症か、本人の思い込みかなど、きちんと判断する必要があります。家族や友人が「大丈夫」と言っても納得しない場合もあるため、まずは受診して医師の説明やカウンセリングを受けることから始めます。多汗症や単に汗かきの方、メスを使いたくない方には、ワキの下にボトックスを注入して汗腺を細くし、汗を出にくくする方法があります。施術は約10分ですが、効果は永久的ではないので半年に1回程度の治療が必要です。

 ■ワキガと診断された場合は?
 皮下組織吸引削除器によるローラークランプ法があります。ローラーで皮膚を抑えながら皮膚のすぐ下にあるアポクリン腺、皮脂腺、エクリン腺をスムーズに吸引できる方法で、毛根レベルまで達するためワキガの治療と同時に60%程度の脱毛効果もあります。手術時はワキの下のシワに沿って切開し、直径2oほどの吸引棒と保護器具を用いて行うので、傷跡はほとんど目立たなくなります。施術時間は約30〜40分で入院の必要はありません。



 
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