くまにち メディカルインタビュー
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産科・婦人科最前線 不妊治療

2008/10/4掲載
 
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不妊症かなと思ったら早めの受診を
 
ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医
 赤ちゃんが欲しいのに、なかなかその兆候が見られない…。そんな悩みを抱えるカップルは、10組中1〜2組はいるといいます。近年増えているという不妊症について聞きました。

 ■不妊症とは?
 「赤ちゃんが欲しい」と思って一定期間、夫婦生活をもっても妊娠しない場合を不妊症といいます。

 ■原因はなんですか?
 男性側、女性側、さらに両方にある場合があります。まずは、排卵しているか、元気な精子はたくさんいるか、など妊娠成立過程のどこが欠けているのかを、きちんと検査します。原因は一つではなく、複数の場合もあります。その後、明確な検査の結果を踏まえ、不妊治療を進めていくことになります。

 ■「不妊症かな?」と心配になったら、どうすればいいですか?
 できるだけ早めの受診をお薦めします。女性は30歳を過ぎると、毎年3・5%ずつ妊娠する力が落ちていくといわれ、35歳を超えると、妊娠できる可能性がどんどん下がっていきます。30歳を過ぎて不妊症を心配される方は、2年を待たずにご相談ください。また、不妊治療を始めたからといってすぐに妊娠するわけではありません。妊娠のプロセスや自分の体のことをよく知り、あせらず、あきらめず、ご夫婦が主体的に治療に取り組むことが重要です。そして何より、「赤ちゃんが欲しい」という気持ちを大切にしていただきたいですね。心配なことや不安なことがあれば、専門医に気軽にご相談ください。 ■不妊治療教室 10月19日(日)午後1時から開催。参加費無料。 詳細は【電話】096(322)2996へ



 
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